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田田田田田田田田田田田田田田田田 2024年05月26日 (日) 07 46 29 最終勤行日時 - 今日の入信者数 - 昨日の入信者数 - 合計入信者数 - 田田田田田田田田田田田田田田田田 トップページ 顕ドラデータベース 作品 前編 後編男子部版 女子部版 登場人物 一覧 野比班ドラえもん のび太 ママ パパ 剛田班ジャイアン ジャイ子 母ちゃん 骨川班スネ夫 ママ 源班しずか ママ 用語一覧 台詞書き起こし 前編英訳 女子部版後編 男子部版後編英訳 韓国語訳 その他 顕ドラの噂 顕ドラ年表 日常会話で使える顕ドラ語録 顕ドラ外部記事 ニコニコ大百科記事 ピクシブ百科事典 検索してはいけない言葉 Wiki 皆でドラえもん投票しましょう!(唐突) ※不自然かつ不可解な票数操作防止のため、同一IPからは1時間1回しかクリックできないよ。投票したら黙って引っ込んでいるんだ。 選択肢 投票数 投票 ドラえもん 51 のび太 3 ジャイアン 6 スネ夫 2 しずか 3 のび太のママ 1 のび太のパパ 2 ジャイアンのママ 3 ジャイ子 2 スネ夫のママ 11 しずかのママ 1 ナレーション 1 わら隊長 1 パック支隊長 10 カップ班長 2 鯉 1 田中じんきち 21 衛護隊長 3 クマ 8 第六天の魔王 781 子供を守る会のおじさん 23 大賀バス 4 御本尊様 2 浅井先生 3 瀬下支隊長 4 ダイサクザウルス 35 オーレンジャー 19 アンパンマン 4 司会 6 宿を探す 楽天トラベル じゃらんnet 一休.com 未来デパート 念珠堂 < 日本製 数珠 > 縞黒檀 22玉 <数珠袋付> 男性用 国産 手作り 念珠 (房色 鉄紺) 全ての宗派でお使い頂けます 【創業80余年 老舗数珠メーカー】 経本 【日蓮宗】 仏具 お経 ここを編集
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今日 - 合計 - ドラえもん のび太のドラビアンナイト(Hu版)の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 14時00分38秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
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今日 - 合計 - ドラえもん のび太のドラビアンナイト(CD版)の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 14時00分38秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
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ゲーム概要(wikipedia) ドラえもん キッズステーションドラえもん ひみつのよじげんポケット キッズステーションドラえもん ひみつのよじげんポケットキッズステーションコントローラセット
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前へ サイユウシティ・ポケモンリーグ。 リーグ受付広場にいた人たちは全員床に倒れている。 どうやらマヒしているようだ。 その中を一人の少年と四人の女性が歩いていく。 「バッジを……持たぬ者が……入ることは許……」 受付のそんな警告も無視して少年達は奥に入っていく。 階段を上がると、そこには奇妙な髪型をした男が立っていた。 「いささか礼を欠いた挑戦者のようだな」 そう、彼がポケモンリーグ四天王のカゲツだ。 少年が一礼をする。 「僕は出木杉といいます」 カゲツはその面子を見て驚愕する。 「君たちは……ジムリーダーの君たちがなぜ!!」 ツツジが言い放つ。 「なぜって……私達はあなた方より強いからここにいるべきだと思いまして」 アスナが一歩踏み出す。 「とりあえずコイツは私の獲物ね」 アスナはそう言いながらバクフーンを繰り出した。 カゲツもグラエナを出して応戦する。 『炎タイプのジムリーダー、しかも手持ちはジムにいた頃と違うようだな』 苦戦は免れないが、四天王として彼らの横暴を許すわけにもいかないのだ。 しかしその思いとは裏腹に、バクフーンの大文字がグラエナの身を焦がしていく。 『フヨウ、プリム、ゲンジ……すまん、俺はダメらしい』 注:鬼畜出木杉 ポケモンリーグ、第3の間。 氷使いのプリムは敵を待ち続けていた。 不法な挑戦者の侵入報告があってから小一時間、まだここには現れない。 「カゲツさんやフヨウさんが頑張っているのかしら」 もしかしたら撃退できたのかもしれない。 リーグ四天王である我々がバッジも集められないトレーナーに負けることは有り得ないはずだ。 「ここですね、3人目がいる場所は」 現れたのは女、しかも見覚えのある顔だ。 「あなたは……カナズミのジムリーダー……」 そう、確かツツジという名だ。 その後からも次々と見覚えのある顔が現れる。 「フエンとヒワマキのジムリーダーまで……」 まるでジムリーダーの反乱のようだ。 そして最後に現れたのは少年と見知らぬ女、そして…… 『あれは、まさかっ!』 青装束の女がひきずっているのはフヨウだ。 しかしその体を包んでいた布切れは無く、健康的に焼けた肌は白い汚物で塗れ、なすがままにされてもフヨウの目は虚空を彷徨っている。 「まさか、フヨウさんを!」 プリムも女性だ、フヨウのされた酷い仕打ちは容易に推測できる。 「すいません、バトル自体は5分とかからず終わったんですが」 少年が悪怯れることもなく答える。 注:鬼畜出木杉 プリムは怒りに身を震わせた。 このかわいい顔をした少年がフヨウを一時間近く凌辱し続けたのだ。 「なんと非道な振舞い、私が成敗してくれましょう!」 イズミが笑う。 「出木杉様、なんかオバさんが怒り狂ってるよ」 「えー、オバさんにはあんまり興味ないや。勝手にやってよ」 出木杉はフヨウの股ぐらを弄びながら答える。 それを聞いたツツジがバトルの舞台に上がる。 「出木杉様、こんな年増でも遊び道具にはなりますわよ」 ツツジがバンギラスを繰り出す。 「ジムリーダーとして、いや女として恥を知りなさい!」 プリムはオニゴーリで戦いに挑む。 しかしプリムの奮戦も虚しく、ツツジの前になすすべもなかった。 岩雪崩の流れ岩に当たり、足を挫いたプリムはその場に座り込んでいる。 その目の前を少年と四人の女性が通り過ぎていく。 無残な姿で引きずられていくフヨウを、プリムはただ見過ごすしかなかった。 フヨウが引きずられた跡がカタツムリの通った後のようにぬめっている。 純潔を失った証のような跡を見ながらプリムは泣き崩れる。 「ごめんなさい、ごめんなさい、フヨウさん……」 ミクリは一人、待ち続けていた。 侵入者はおそらくルネで話題になっていたデキスギという男だろう。 マグマ団とアクア団を壊滅させた力量はおそらく四天王、そして自分すら圧倒しているだろう。 「さて、どんな少年なのか……」 その答えはすぐに分かった。 出木杉本人が人を引きつれ、この場に現れたからである。 『ゲンジ殿は敗北したか。付き添いはジムリーダー達、なのか』 彼女等の目に見覚えがある。 ミクリも女性ファンは多いからわかる、あれは憧れの人物に盲信するような目だ。 「ふ、フヨウ君…ひどい……」 引きずられてきたフヨウは散々嬲られた姿を晒している。 『悪のカリスマ、というわけか……』 「こんにちは、僕は出木杉といいます」 「ああ、噂は聞いているよ。君の友達にも会ったさ」 出木杉は「野比君かな、それとも剛田君かな?」と推測している。 「不法な挑戦とはいえ、私はチャンピオンとしてここで挑戦を受けなければならない」 「じゃあさっさと負けて帰ってくださいよ、あなたダイゴさんより弱いんだから」 前チャンピオンと比べられてミクリの心中も穏やかではない。 「そのような口を聞けなくしてやろう!」 「いけ!ホエルオー」 ミクリが繰り出したホエルオー、その威容が出木杉を威圧する。 しかし出木杉は眉一つ動かさない。 「仕方ないな、僕の本気を見せてあげますよ」 ツツジ達四人も本気の出木杉は見たことがない。 全員が見守る中、出木杉がボールを投げた。 現れたのは緑と赤のツートンカラーのポケモン。 「そ、それはポケモン……なのか!」 「デオキシスというんですよ、チャンピオンなのに知らないんですか?」 デオキシスが10万ボルトでホエルオーを一撃のもとに葬る。 「な、ホエルオーがただの一撃……」 「どうしました?次のポケモンを出してくださいよ」 ミクリはドククラゲ、ルンパッパと繰り出すがサイコキネシスの前になすすべがない。 「こいつならどうだ!」 ミクリのナマズンに対して10万ボルトで攻撃するデオキシス。 しかしナマズンには効果がない。 「相性の事すら知らないのか、反撃のじしんだ!」 地震がデオキシスを襲う。 しかし出木杉はニヤニヤと笑っている。 「何がおかしい……な、何いっ!」 デオキシスの受けた傷が治っていく。 『まさか、じこさいせいまで使えるのか……』 出木杉はわざとダメージを受け、これみよがしに自己再生を使ってみせたのだ。 その瞬間、ミクリは自分に勝機がないことを悟った。 ポケモンリーグ殿堂。 出木杉は満足気に自分の名を殿堂入りさせた。 部屋から出ると、四人の女性が膝を落としている。 「さてフラグも立てたことだし、君たちには飛んでもらうよ」 各々にいくつかの道具を渡し、彼女達はその場を去っていった。 入れ違いにマユミがやってくる。 「出木杉様、デオキシスはどうでした?」 「ああ、悪くないよ。僕が育てたあのデオキシスだ」 対ミクリ用に10万ボルトを覚えさせたが、特にその必要もなかったようだ。 「ここにいた人間は全員連れ出しました。ポケモンリーグは私達のものです」 「ああ、これで僕はチャンピオンとしてアイツらを迎えることになる」 それまでは玩具で暇をつぶそう。 玩具とは殿堂に閉じ込めてあるフヨウである。 「そうだ、もう少し玩具を増やそう。ちょっと外出してくるよ」 どこに行くかは分からないが、マユミは楽しそうに部屋を後にする出木杉を見送った。 ポケモンリーグ会場はすべての通信が寸断され、その周りは何匹ものポケモンに守護される「魔の城」と化してしまったことをドラえもん達はまだ知らない…… トクサネシティ。 前日、生死の境をさ迷っていたのび太はなんとか持ちなおした。 ドラえもんは感心する。 「それにしてもポケモン世界の医学はすごい発達してるんだなぁ」 瀕死のポケモンを5秒ほどで完治させる世界である。 病気ではない外傷は比較的簡単に完治してしまう世界なのだ。 「細胞を電子データ化して再構築する、ポケモン転送技術と同じものらしいね」 しずかは分かっていないようだが、とりあえずのび太が無事だということは分かったようだ。 面会が許可され、ドラえもんとしずかは病室に入る。 「やあ、とりあえず助かったよ」 のび太がベッドに腰掛けながら応対する。 「よかった、本当によかった」 ドラえもんは目に涙を浮かべる。 「骨折のほうは今夜の治療で完治するってさ」 ギプスをしている右腕が痛々しい。 「それにしても、誰がのび太さんをこんな目にあわせたの?」 しずかの問いに、のび太はベッドのシーツを握り締める。 「ナギさん……ナギさんにやられたんだ……」 「そんな馬鹿な!」 ドラえもんもしずかも、ナギの人柄はよく分かってるつもりだ。 しかし被害者ののび太が嘘を言うとも思えない。 「どういうことなの?」 「出木杉の奴と関係あるような事を言っていたんだけど」 ドラえもんは考えを巡らせる。 出木杉が関係あるとすれば、おそらくプレーヤーの干渉によってゲーム世界に変化が起き始めているに違いない。 「このままでは大変なことになりそうだ」 深刻なドラえもんの顔にのび太としずかも不安そうだ。 「ボクは今からもしもボックスのリセットをかけてくるよ。こんな危険な世界に皆を置いてはおけない!」 ドラえもんは病室を駆け出していった。 その日の夜。 治療により骨折を完治させたのび太と付き添いのしずかの二人の前にドラえもんが帰ってきた。 しかし、その口から出た事実は二人の想像を遥かに越えていた。 「もしもボックスが……壊されてた……」 「な、なんだってっ!」 ドラえもんが深刻な顔で告げる。 「ボックスが壊れていては元の世界に戻せないんだ」 しずかが心配そうに話に聞き入る。 「それに、もっと重要な問題があるんだ……」 「元に戻せないことより重要なことってなんなのさ!」 のび太の問いにドラえもんが重い口を開く。 「もしもボックスの事を知ってるのはボクらだけだ。ということは……」 「私たちの中に壊した犯人がいるってことなの?」 しずかの問いに頷くドラえもん。 「ボクとしずかちゃんはずっと一緒に旅をしていた。のび太くんも壊すような真似はしないだろう」 のび太がごくりと唾を飲む。 「じゃあジャイアン、スネ夫、出木杉の中の誰かが……」 三人を重い空気が支配する。 120番道路、古代塚。 一人の女がその塚の前に立っていた。 「ここが三匹目の居場所ね……」 古代塚の中央に内部への入り口がある。 それはつい最近崩され、現れたものだ。 中に入った女…ツツジは小部屋の中央に立ち、レアコイルを呼び出した。 このポケモンはツツジのものではないが、この部屋の仕掛けを解除するのに必要なものだ。 「フラッシュ!」 レアコイルが激しく光り輝くと、小部屋の奥の壁がガラガラと音を立てて崩れ落ちる。 レアコイルを従え、ぽっかりと開いた横穴を進んでいくと、大きな部屋に出た。 中央に立たずむ巨大な鋼の塊。 「封印されし伝説のポケモン、レジスチル……」 その塊の真ん中にあるいくつもの点が光り、巨大な体がゆっくりと動きだす。 ツツジは舌を出す。 「あいにく、アンタと戦うつもりはないわ」 懐から出したのはマスターボール。 「アタシの物になりなさい!」 マスターボールが放られ、レジスチルの巨体を吸い込む。 「ふふふ……これで3体の封印ポケモンは私の物……」 懐からマスターボールを取出し、放る。 現れたのはレジアイスとレジロック。 「すごい、すごいわ!」 ツツジはその威容に囲まれて、高らかに笑い続けた。 ルネシティ。 一刻も早く真実を確認しようと、ジャイアンはルネジムに挑戦していた。 出木杉も目的はポケモンリーグ制覇だろう。 サイユウに向かうためには滝登りをフィールドで使えるようにならなくてはいけない。 (この時、出木杉はリラを制覇していたのは内緒だ) しかしジャイアンの前に立ちはだかったのはジムリーダーではなく、床の氷であった。 すでに7度以上足を踏み外している。 「くそ、ここはスネ夫にやってもらったからな」 ゲームの時は氷の床の仕掛けが分からず、結局スネ夫にやらせていたのだ。 「それにしても、ここは音がよく響くなぁ」 一面が氷で覆われ、空気も冷たいので音がいい感じに響く。 ジャイアンの中の何かがふつふつと沸き上がってきた。 ジムリーダーの間では、アダンが優雅に挑戦者を待ち受けていた。 しかしその静かな時間は突然の破壊音に乱される。 ボエ~~! 「な、なんだこの音は!」 目の前の氷の床が砕け散り、下にいるトレーナー達が右往左往している。 中にはその音に頭をかき乱され、嘔吐している者もいた。 「ジムの仕掛けが持ちません!早くこの音を止めないとっ!」 アダンは仕方なく、その音の発生元の向かうことになった。 ジャイアンのハイパーボイスは止まるところを知らない。 制止を求めるトレーナー達の声もジャイアンの歌?にかき消されて聞こえていないようだ。 あわててやってきたアダンはなんとか止めさせようと説得を開始する。 「☆@◇※《彡∧?♂£℃!!!」 「▲∬√§×♀‰#ゑ$!!!」 アダンの必死の叫びもジャイアンの耳には届かない。 『こうなったら!』 アダンは優雅に身を翻し、ゆっくりと体を沈めていく。 その両手は地を掴み、背は丸くやわらかなラインを描いている。 『あ、アダン様!』 『お美しい、お美しいですぞ!』 アダンはジャイアンに土下座していた。 「歌を止めてほしかったら言ってくれればいいのによう」 ジャイアンはガハハと笑っている。 アダンは服の裾をちぎれんばかりに握り締めていた。 『アダン様が怒っておられる』 『おいたわしや、アダン様』 トレーナー達は口々にそうつぶやいた。 二人は距離をとり、互いに一礼する。 「では始めようか、華麗なるバトルを」 「よし、やってやるぜ!」 アダンはラブカスを繰り出し、ジャイアンはヘラクロスで迎え撃った。 「メガホーンだ!」 ヘラクロスの角がラブカスを一撃で仕留める。 「やはりラブカス程度では歯が立たぬか。しかしいきなり最強技とは美しくないぞ、少年」 アダンが次に繰り出したのはナマズンだ。 「そいつもメガホーンの餌食だぜ!」 ナマズンの懐に飛び込んだヘラクロスが角を振り上げたが、その攻撃は空をきる。 「外れた?」 カウンターで地震攻撃をくらい、傷を負うヘラクロス。 「メガホーンは命中率に難がある。強い技を無闇に使うものではない」 「うるさい、もう一回メガホーンだ!」 ムキになったジャイアンが再びメガホーンを指示するが、またかわされてしまう。 『じしんは効果いまいちとはいえ、こう何度も食らってはまずいぞ』 ここは確実にダメージを与えなければ。 「か、かわらわりだ!」 ヘラクロスの瓦割りがナマズンを捉えた。 「そうか、悪くない選択だ」 アダンはナマズンを眠らせて体力の回復をはかる。 「次の攻撃が耐えられないから回復かよ、意味ないな!」 ヘラクロスが眠っているナマズンに再び瓦割りを仕掛ける。 「いびきだ!」 アダンのナマズンはいびきの音でヘラクロスをひるませた。 『へ、次の一撃で終わりさ』 ヘラクロスが再び瓦割りを命中させる。 しかしナマズンはその攻撃を受けて尚、その体勢を保っていた。 「な、なにっ!」 「目測を見誤ったようだね、いびきだ!」 再びいびきを聞かされ、ヘラクロスがダウンする。 悔しがるジャイアンにアダンが語りかける。 「ポケモンバトルとはポケモンとポケモンの勝負だけではないのだよ」 ジャイアンが繰り出したラグラージがナマズンに突進し、撃破する。 「よし、当たった!」 「技の命中率の大切さがわかったようだね、結構なことだ」 アダンが3体目に出したのはトドグラーだ。 『くそ、ヘラクロスがいてくれたら……』 バクーダの岩雪崩に頼りたいところだが、水タイプでもあるトドグラーに交換の隙を突かれてはひとたまりもない。 「ラグラージ、とっしん!」 突進を受けたトドグラーは眠って体力を回復させる。 「隙あり、とっしん!」 眠り状態のまま突進を食らうトドグラー。 しかしこのポケモンもいびきをかいてラグラージにダメージを与えてきた。 再び突進を命令しようとしたジャイアンは一瞬考えを巡らせる。 『まさかコイツも二回目の攻撃を耐えるんじゃ……』 しかしジャイアンは覚悟を決めて突進を命令した。 その一撃でトドグラーは戦闘不能になる。 「よっしゃ!」 ジャイアンはこのバトルで確実に成長していた。 その後、二人の戦いは一進一退の攻防が続いた。 そしてマタドガスが大爆発でアダンのキングドラと相討ちになり、ついに戦いはジャイアンの勝利で終わったのだ。 「おめでとう、これが最後のバッジだよ」 アダンから渡されたバッジを含めて計8個、これでポケモンリーグに向かうことができる。 「ありがとうな、アダム」 「いや、私はアダンだ……」 アダンのこめかみに青筋が浮かび上がる。 「ああ、そうだっけ。じゃあな、アダンのおっさん!」 ジャイアンの去った後、アダンは凄まじい形相で氷の床を砕いていた。 『アダン様が必死で怒りを沈めているわ』 『いつでも優雅なアダン様でいてくださいませ!』 見守るトレーナーの前で「アッ」という短い声と共にアダンの姿が消える。 『落ちたわ』 『落ちたわね』 『落ちる姿まで美しかったわ』 『どんな姿も決まってますわ』 ルネシティのジムリーダー、アダン。 ダンディな彼の人気は落ちることがないのだ。 キナギシティ。 目を覚ましたスネ夫はポケモンセンターにいた。 「ボクは…………」 記憶を呼び覚ます。 出木杉がジムリーダー達を率いてアクア団とマグマ団を壊滅させた。 そしてツツジに敗れ、そこから意識が途切れている。 「目を、覚ましたようだな」 スネ夫が入り口に目をやると、そこには一人の男が立っていた。 その男は負傷しているらしく、右肩には包帯がまかれている。 「あんたは?」 「命の恩人に対し、あんた呼ばわりはないだろう。まぁ意識がなかったから仕方はないか」 どうやら彼が自分を助けてくれたらしい。 「た、助けてくれてありがとう。ボクはスネ夫」 「私はジンダイだ」 ジンダイ、その名には聞き覚えがある。 バトルフロンティアのピラミッドキングだ。 『そんな人がなぜボクを助けてくれたんだろう』 そんな疑問が頭をよぎると、それを察したジンダイが語り始める。 「新しいポケモンリーグのチャンピオンが生まれた日、トレーナー達の夢の施設であるバトルフロンティアはプレオープンしたんだ」 プレオープンには一部のトップクラスのトレーナーと、その関係者が呼ばれていた。 無論リーグチャンピオンもその例外ではない。 「だが、そのデキスギという新チャンピオンが問題だったんだ」 「出木杉だって!!」 ジンダイの言葉にスネ夫が仰天する。 最初に異変があったのはメイン施設であるバトルタワー。 最上階と連絡が取れなくなるトラブルが発生し、ほとんどの職員がその対応に追われていたのだ。 そして回線が回復したとき、最上階の映像に映し出されたのは…… 「いや、ここは子供に聞かせるべき話ではないな」 ジンダイが拳を握り締める。 出木杉を取り押さえるべく、すべてのフロンティアブレーンがバトルタワーに乗り込んだ。 しかし彼の持つポケモンはブレーンであるジンダイも存在程度しか知らない伝説のポケモンばかりだった。 「ミュウツー、ルギア、ホウオウ……あれだけのポケモンを使役するとは」 ジンダイの言葉にスネ夫が首を傾げる。 『そうだ、出木杉の奴はホウエンではゲットできないポケモンを使っている』 やはり何らかの手段で現実世界からポケモンのデータを使えるようになっているとみて間違いない。 ブレーン達は敗北し、ジンダイはフロンティアから逃げるしかなかった。 「デキスギの目的は女だったから私はなんとか逃げ延びたが、アザミやコゴミは捕らえられ、衆人の眼前で……」 そこから先をジンダイは語らなかった。 「そして落ち延びる最中に偶然、重体で波間に浮かんでいた君を拾い上げたというわけだ」 「出木杉のやつがそんな事を……」 おそらく出木杉は現実世界のポケモンデータを自由に出来る。 それはカントーやジョウトのポケモン、そして伝説のポケモンも使うことができるということだ。 「そんな出木杉がチャンピオンということは、ボクらは勝てない……」 スネ夫は悔しそうにそう呟いた。 ジンダイはそんなスネ夫の肩に手を掛ける。 「君がうわごとのように「デキスギ」と言っていたのでもしやと思ったが、やはり知り合いだったようだな」 「ああ、ボクらは同じ日に旅立った仲間なんだ」 ジンダイは棚からスネ夫の服を投げる。 「仲間が道を踏み外したなら、それを正すのもまた仲間というものだ」 「勝てないとわかっていても?」 ジンダイは自分の肩の包帯を外しながら答えた。 「どんな困難にも立ち向かう、それがポケモンマスターというものだ」 センターを出たスネ夫とジンダイは旅支度を整えた。 「これからどうすれば……」 「君の仲間は何人かね?」 スネ夫の頭に浮かんだのはいつものメンバー。 「ボクを入れて5人だよ」 「じゃあまずスネ夫君はルネシティのバッジを入手したまえ」 ジンダイがチルタリスを繰り出し、そして乗り込む。 「私は逃げ延びたフロンティアブレーンと合流し、君と君の仲間ののバックアップを行なう」 「わ、わかった。頑張ってみるよ!」 ジンダイは空高く飛び立ち、スネ夫は決意を新たにする。 「いつもみんなで大冒険を繰り返してるんだ、今回だって大丈夫さ!」 そう、ドラえもん達と一緒ならどんな困難にも立ち向かえる。 そしてスネ夫はルネに向かう前にある場所に立ち寄ることにした。 「出木杉がチャンピオンになり、そしてフロンティアがオープンした。となると……」 そう、さらなる戦力アップができるとしたらあそこしかない。 トクサネシティ。 すでにジム戦を終えているしずかやドラえもんに追い付くため、回復したのび太はトクサネジムに向かった。 二人はその間、戦力アップのための特訓を行なっている。 何匹ものマッスグマを物拾いに走らせながら、野生ポケモンと戦って自らのポケモンを鍛えていく。 ドラえもんの新戦力ホエルコはホエルオーに進化しており、その潮吹きの破壊力は凄まじい。 そしてしずかのロコンも炎の石の力でキュウコンへと進化していた。 その日の夜。 「迷ってジムリーダーまで辿り着けなかった……」 センターではいつもの様ののび太がうなだれていた。 二日目。 しずかは浅瀬の洞穴に、ドラえもんはダイビングで欠片集めをする。 ドラえもんはのび太のヒトデマンを何とかスターミーに進化させるべく、グラエナの泥棒を駆使して戦い続けた。 夕方にトレジャーハンターの小屋で待ち合わせた二人は、互いの成果を確認しあう。 「ほら、こんなにたくさんの欠片を手に入れたよ!」 うれしそうに3色の欠片をトレジャーハンターと交換するドラえもん。 「私もドラちゃんにプレゼントよ」 しずかが差し出したのは一個のモンスターボール。 しずかにマッスグマを返すついでに交換で受け取ったそれは…… 「こ、これは……ボクにそっくりだ!」 青と白の丸いポケモンはドラえもんの周りをコロコロと転がっている。 「タマザラシっていうのよ」 「ありがとう、ありがとうしずかちゃん!」 しかしドラえもんは知らない。 進化したタマザラシが凶悪な姿に変貌することを。 その夜。 「ジムリーダー直前でPP尽きた……」 やはりのび太はのび太だ、詰めが甘い。 3日目。 ドラえもんとしずかは少し遠出をすることにした。 ドラえもんはのび太の頼みで流星の滝に向かう。 しずかは「キレイハナ」というポケモンが欲しいと言っていた。 それを入手するには流星の滝のソルロックから入手できる「太陽の石」が必要らしいのだ。 「しずちゃんにプレゼントしたいんだ、頼むよドラえも~ん」 久々に頼み事をされ、ドラえもんはうれしくなって二つ返事で受けてしまった。 つくづく甘い性格である。 しずかはフエンタウンに向かった。 理由は一つ、温泉に入りたかったからだ。 注:鬼畜出木杉 フエンタウン。 しずかはここの温泉に浸かっていた。 一日に何度も入るくらいの風呂好きだ、旅で風呂にすら入れない日が多いのには我慢ならなかった。 「あー、気持ちいい!」 今日に限って利用者が誰もいない。 この温泉は混浴なので少しばかりの抵抗があるのだが、しずかも今はタオルも外して開放的になっている。 「やっぱり広い湯槽って気持ちいいわ……」 ドラちゃんのどこでもドアも修理中みたいだし、のび太の奇襲に警戒する必要もない。 手足を思いっきりのばし、しずかは温泉を満喫していた。 「どう?今日は僕らの貸し切りだよ」 男の声? しずかはとっさに体を隠し、近くに置いたタオルを探す。 『あれ、確かここにあったはずなのに』 「タオルはここだよ、しずかちゃん」 湯煙の中でタオルが宙に浮いている。 いや、なにかにぶら下がっているのだ。 「あ、あなたは出木杉さん!!」 湯煙の中から現れたのは、膨張した股間にタオルをかけている出木杉だった。 「やあ、しずかちゃん。タオルいるんだろ?」 出木杉が下半身でタオルを差し出す。 タオルの先から不気味な物が見え隠れしている。 「出木杉さんのH!変態!」 「今日は君と事を構えるつもりはないよ」 出木杉はしずかにタオルを投げる。 注:鬼畜出木杉 「ひっ!」 そのタオルは何やらべっとりと付いていて、しずかは思わずそれを投げ捨てる。 「今日は君に宣戦布告をしにきただけなんだ」 出木杉は自らの棒を弄びながら語り続ける。 「ここは所詮ゲームの世界だ。現実に戻ればいつもの生活が待っている」 「ゲームだからといって、のび太さんに怪我させていいはずはないわ!」 しずかが立ち上がるが、出木杉の黒い視線にあわてて湯槽に体を戻す。 「ああ、あれは僕の部下がかってにやったことさ」 出木杉は悪怯れもしない。 「僕の目的はただひとつ、しずかちゃん……君が僕に心底服従することなんだ」 しずかは出木杉の言葉に身を凍らせる。 「ポケモンリーグで待っているよ、あの馬鹿達も連れてきて構わない」 「何をしようっていうの!」 しずかの問いに出木杉が答えた。 「君のナイト達が僕を倒せれば君の勝ち、僕が勝てば……僕はしずかちゃんをレイプして、全てを僕のものにする。それだけさ」 しずかの顔色が蒼白になる。 「待っているのも辛いから、少し前払いだ」 出木杉はそう言うと、全裸のしずかを見ながら「スッポンポンのしずかちゃんの前で…イクッ!」と一声あげると欲望を温泉にぶちまけた。 「じゃあ、ごきげんよう」 変わり果てた出木杉を見て、しずかは恐怖で動くこともできない。 湯に漂う白い何かが、出木杉の混沌とした姿のようだった…… トクサネジム。 3日目にしてようやくジムリーダーの下に辿り着いたのび太。 相手は自分と同じくらいの子供が二人。 『ぷ、これは楽勝だな』 のび太の悪い性格である「弱いものに強い」が沸き上がってくる。 「君たちみたいなのに負ける僕じゃないよ、いけ!」 のび太はドククラゲとトロピウスを繰り出した。 「わぁ、色違いのドククラゲだ!」 バリアーを張るドククラゲに驚く二人。 のび太は有頂天になって語りはじめる。 「僕のドククラゲの特性は「ヘドロえき」」 聞かれてもいないのにのび太は特性を暴露してしまう。 「理由は大体の人が考えてることと思うけど能力を「下げられない」だけのクリアボディよりも「HP吸収で逆にダメージ」を与えられるヘドロえきの方が断然お得だからさ」 のび太の自慢は止まらない。 「そして技は、一,バブルこうせん 二,れいとうビーム 三,バリアー 四,ちょうおんぱ。 まず一のバブルこうせんだが、なみのりの方が威力高いがこれを選ばなかった理由はもちろん……」 のび太はフウとランにズビシと指を突き付ける。 「バブルこうせんのPPの多さが魅力だからさ!」 その瞬間、二人が同時に叫んだ。 「サイコキネシス!」 ネイティオとネンドールのサイコキネシスを受け轟沈するドククラゲ。 フウとランがニヤニヤと笑う。 「まさか「これで死角なし、ある意味最強のポケモン」とか思ってない?」 のび太は図星を刺されて何も返せなかった。 子供でもジムリーダー、のび太ごときが偉そうに語れる相手ではないのだ。 結局ジュペッタのナイトヘッドやケッキングの騙し討ちもあり、のび太はジムリーダーに勝利することはできた。 しかしフウとランはバッジを渡す時にさえクスクスと笑っている。 「はい、これがブフッ!このジムの…バッジ…ブフフッ」 「的外れな理論だけど…笑っちゃ…ダメだって……ンブフゥ!」 二人の子供は顔を歪めながら笑いに耐えている。 ジムを出たのび太はカンカンに怒っていた。 「なんだよ、アイツら僕に負けたくせに笑いやがって!」 しかし確かにバブル光線よりは波乗りがいいよな。 のび太は秘伝マシンを取り出した。 その様子をジムの上から見下ろすフウとラン。 「やっぱり使ったね、秘伝マシン」 「まぁあの人はそんな人だと思ってたよ」 二人は耐えきれずに大爆笑した。 ジム戦を終えたのび太がポケモンセンターに帰ってくると、ドラえもんとしずかが深刻な顔で向き合っていた。 「ジム戦、勝ったよ!」 のび太の報告にも眉一つ動かさずに黙りこくる二人。 「どうしたんだよいったい……」 ドラえもんはのび太を隣に座らせ、口を開いた。 「しずかちゃんが出木杉と会ったんだ」 「な、なんだって!」 ドラえもんとしずかは交互に語る。 出木杉がポケモンリーグのチャンピオンになったこと。 僕達に挑戦を挑んできたこと。 そしてあの出木杉が極悪人になっていたこと。 「僕らと戦うって……普通にポケモンバトルをすればいいじゃないか!」 のび太の主張にドラえもんも頷く。 「そうなんだ、バトルをするだけにしては出木杉君のやる事は手が込みすぎている」 しずかはそれを黙って聞いている。 『私が原因だなんて言えない……』 しかも正確にはしずかの貞操がかかっているのだ。 恥ずかしくてそんなことは言えない。 「私、疲れたから部屋に戻るわ。ごめんなさい、のび太さん」 出木杉との遭遇で疲れたんだと思ったのび太達はしずかを見送り、ふたたび話しはじめた。 二階の部屋に戻ろうとしたしずかは、下腹部の鈍い重さが耐えきれなくなっていた。 ストレスによるものだろうか。 「ううっ……」 うずくまるしずかに気付いたジュンサーが駆け寄る。 「大丈夫?」 「は、はい。部屋で休めば……」 その時、ジュンサーはしずかの足元に落ちた血痕に気付いた。 「原因はともかく、おめでとう」 医務室に連れられたしずかはジュンサーに不調の原因を告げられる。 いくつかの道具を手渡され、しずかは自分の部屋に帰った。 しずかはベッドの中で泣いている。 ジュンサーがいうには「過度のストレスで初潮が早まった」らしい。 ストレスの原因は出木杉。 そしてこの戦いに負ければ…… 「私、出木杉さんの子供ができちゃうのかな」 その宣告は小学生のしずかにはあまりにも重いものだった。 次の日、三人はトクサネを出ることになった。 旅立つのび太にダイゴが一匹のポケモンを渡す。 「コイツは必ず君の力になってくれる」 「ありがとうございます、ダイゴさん」 三人はダイゴに手を振りながらポケモンに乗る。 ただ、しずかだけは心から笑うことはできなかった。 注:鬼畜出木杉 トクサネを旅立った三人を出木杉は影から見ていた。 「ふふ、しずかちゃんは肝心の事は言わなかったか」 まぁそれでもいい。 いざというときにこれが発覚すれば、のび太達がどうなるか。 それを見るのも一興だ。 そして何よりの朗報は、しずかが初潮を迎えたことだ。 これで完全勝利の暁にはしずかを孕ませ、現実世界でも二人は結ばれるはずだ。 「しかし」 出木杉はひとつだけ気に食わない事があった。 今日もフウとランは退屈そうに挑戦者を待っている。 昨日の挑戦者は最高におもしろかった。 見当違いの理論を振りかざして、結局それが間違いだと認めてしまったあの少年だ。 「あの、ジムに挑戦しにきたんですが」 ワープゾーンから現れたのは一人の少年。 昨日と同じくらいの年齢だろうか? 「ジムリーダーは私たちよ」 「ダブルバトルで勝負だ!」 二人はネンドールとネイティオを繰り出した。 その少年は頭をかきながらポケモンを出す。 「まったく、この作業は面倒だなぁ」 出てきたのはデオキシスただ1体。 「な、なんなの……」 見たこともないポケモンに激しく動揺する二人。 「あいにく、今日はコイツだけしか持ち合わせがなくてね」 デオキシスのシャドーボールがネンドールを戦闘不能にする。 フウとラン、二人がかりでも勝てる相手ではなかった。 注:鬼畜出木杉 「私たちの負けね。じゃあジムバッジを……」 ランがバッジを渡そうとするが、少年はその場を動かずに黙っている。 「どうしたの?」 フウが心配そうに問い掛けると、少年が口を開いた。 「あなた達、ムカつくんですよ」 「え?」 少年がボールから出したのはベトベトン。 ベトベトンはランに襲い掛かり、溶けてランを押さえ込む。 「な、なにするんだ!」 フウが身構えると、少年はそれを制するように口を開いた。 「へたに動くと姉さんの上のベトベトンが大爆発を起こすぞ」 「た……助けて、フウ!」 少年はベトベトンから顔と腰から下だけを出しているランに近付き、語りかける。 「昨日君たちが馬鹿にした少年のことだけど」 二人はぴんときた。 あのノビタという少年のことだ。 「彼は頭は悪いが、それでも僕、出木杉英才のシナリオの中では姫を守るナイト役なんだ」 「そ、それがどうしたっていうのよ!」 口応えするランに張り手をかます出木杉。 「イタッ…!」 「お前らごときが僕達を馬鹿にするな、ということさ」 こいつは普通じゃない。 フウとランは震えが止まらなかった。 注:鬼畜出木杉 「と、いうことで」 ベトベトンがランを拘束したままフウの前にやってくる。 「弟である君がランを犯せば大爆発はしないよ」 「そ、そんな……」 二人は突然の選択に愕然とする。 「さあ、姉さんの貞操と命。どっちをとるんだい?」 フウは無言でファスナーを下ろす。 ランの命には代えられない、せめてランの顔が見えないことが救いだった。 「姉さん、ごめん」 フウは必死でその準備をしようとする。 しかしこの異常事態と姉に対する背徳感で勃つものも勃たない。 「オカズがなけりゃ勃たないってことも知らないの?のび太君を馬鹿にする資格はないな」 出木杉がランのズボンを一気にずり下ろす。 むき出しにされた姉の下半身を見て、フウのそれも元気に立ち上がる。 「姉さん、本当にごめん」 「あ、い、いやぁ…」 フウは自身をその割れ目に当てがうが、最後の一歩が踏み出せない。 出木杉が囁く。 「顔が見えないんだから、ただの尻便器だと思うんだよ」 『姉さんは便器じゃない!』 一瞬身体を強ばらせたフウの尻を、出木杉は勢いよく蹴り押した。 「えっ……」 「ああああああああぁぁぁぁぁっ!」 ランの絶望の叫びが響いた。 次へ
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ドラえもん1 / ドラえもん2 / ドラえもん3 / ドラえもん4 / ドラえもん5 / ドラえもん6 / ドラえもん7 / ドラえもん8 ドラえもん9/ ドラえもん10 / 「ドラえもん第9巻」藤子・F・不二雄大全集 てんコミ未収録作品は14本! <1969年度生まれの学年誌掲載集>計73話 ●発売記念特別価格1,680円(税込)2010年12月末日まで 以降 定価1,890円(税込) ●A5判/約720ページ 2010年8月25日発売 ●てんとう虫コミックス(+プラス+カラー作品集)の未収録作品は計14話。「ふんわりガス」「ふしぎなじどうしゃ」「さかなつり 」「とりよせつぼ」「空手ドリンク」「ミニたいふう」「キングコング」「ロボット雪だるま」「空想レンズ 」「テレパスロボット」「初日の出セット」「空気ブロックせいぞう機」「すなおなロボットがほし~い!!」「人間カメラはそれなりに写る」 ●巻頭と巻末企画口絵(カラーイラスト)初出掲載誌リスト特別資料室解説 1 ふんわりガス 小一 1976年4月号 × × × 第11巻 × × 2 ★ふしぎなじどうしゃ 小一 1976年5月号 × × × × × × 3 さかなつり 小一 1976年6月号 × 第2巻 さかな取り船 × 第15巻 × 第1巻 魚つり 4 とりよせつぼ 小一 1976年7月号 × × × 第18巻 × × 5 空手ドリンク 小一 1976年8月号 × × × 第12巻 × × 6 いっすんぼうし 小一 1976年9月号 第16巻 × × 第34巻 ファンタジー編 × 7 ミニたいふう 小一 1976年10月号 × 第1巻 × × × 第8巻ミニ台風 8 キングコング 小一 1976年11月号 × 第4巻 × 第13巻 × × 9 弓やで学校へ 小一 1976年12月号 第13巻 × × 第19巻 × 第9巻 10 かたづけラッカー 小一 1977年1月号 第17巻 × × 第24巻 × × 11 ロボット雪だるま 小一 1977年2月号 × × × 第9巻 ロボット編 × 12 なぐられたってへっちゃらだい 小一 1977年3月号 プラス2 × × 第13巻 × 第5巻 13 時間貯金箱 小二 1977年4月号 第16巻 × × 第21巻 × × 14 四次元ポケット 小二 1977年5月号 第16巻 × × 第18巻 × 第10巻 15 ふみきりセット 小二 1977年6月号 第15巻 × × 第16巻 × 第3巻 16 雲の中のプール 小二 1977年7月号 第14巻 × 夢と冒険の世界 第20巻 × 第14巻 17 ウルトラよろい 小二 1977年8月号 第16巻 × × × × 第5巻 18 あらかじめ日記はおそろしい 小二 1977年9月号 第16巻 × × 第20巻 恐怖編 × 19 空想レンズ 小二 1977年10月号 × 第1巻 × 第10巻 × 第5巻 20 デラックスライト 小二 1977年11月号 第16巻 × × 第20巻 × × 21 中身ポン 小二 1977年12月号 カラー作品集2 × × 第19巻 × × 22 紙工作が大あばれ 小二 1977年12月号 別冊付録 第17巻 × SFの世界2 第20巻 パニック編 × 23 たからさがしカウンター 小二 1978年1月号 カラー作品集6 × × × × × 24 クモノイトン 小二 1978年2月号 カラー作品集6 × × 第24巻 × × 25 モノモース 小二 1978年3月号 第16巻 × × 第23巻 × × 26 百苦タイマー 小三 1978年4月号 第18巻 × 風刺の世界2 第19巻 恐怖編 第9巻 27 テレパスロボット 小三 1978年5月号 × × × 第14巻 ロボット編 × 28 のび太の部屋でロードショー 小三 1978年6月号 第18巻 × × 第20巻 × 第9巻 29 むりやりトレパン 小三 1978年7月号 第17巻 × × 第21巻 パパ・ママ編 第7巻 30 ひい木 小三 1978年8月号 第18巻 × × 第23巻 スネ夫編 第8巻 31 季節カンヅメ 小三 1978年9月号 第44巻 × × 第22巻 × × 32 アスレチック・ハウス 小三 1978年10月号 第19巻 × × 第22巻 × × 33 ありがたみわかり機 小三 1978年11月号 第19巻 × 風刺の世界2 第24巻 エスプリ編 第8巻 34 百万ボルトひとみ 小三 1978年12月号 第4巻 × × 第25巻 × × 35 実物立体日光写真 小三 1979年1月号 第20巻 × × 第29巻 × × 36 初日の出セット 小三 1979年2月号 × × × 第25巻 × × 37 空気ブロックせいぞう機 小三 1979年3月号 × × × × × 第10巻 38 だいこんダンスパーティー 小四 1979年4月号 第21巻 × 風刺の世界1 第23巻 ファンタジー編 第11巻 39 お金がわいて出た話 小四 1979年5月号 第18巻 × 風刺の世界2 第28巻 エスプリ編 × 40 きりかえ式タイムスコープ 小四 1979年6月号 第27巻 × × 第28巻 × 第9巻 41 未来の町にただ一人 小四 1979年7月号 第21巻 × × 第22巻 × × 42 チッポケット二次元カメラ 小四 1979年8月号 第20巻 × ナンセンスの世界2 第25巻 × 第14巻 43 お化けツヅラ 小四 1979年9月号 プラス3 第5巻 × 第22巻 ロボット編 × 44 税金鳥 小四 1979年10月号 第22巻 × 風刺の世界1 第25巻 エスプリ編 × 45 超大作特撮映画「宇宙大魔神」 小四 1979年11月号 第20巻 × 夢と冒険の世界 第27巻 × × 46 ドラキュラセット 小四 1979年12月号 第21巻 × × 第30巻 × × 47 雪アダプターいろいろあるよ 小四 1980年1月号 第26巻 × × 第25巻 × × 48 万能グラス 小四 1980年2月号 プラス4 × × 第25巻 × × 49 材質変換機 小四 1980年3月号 第25巻 × × 第26巻 × × 50 ガンファイターのび太 小五 1980年4月号 第24巻 × × 第25巻 ドラミ編 × 51 ココロチョコ 小五 1980年5月号 プラス1 × × × × × 52 宝星 小五 1980年6月号 第44巻 × × 第32巻 × × 53 どっちがウソか! アワセール 小五 1980年7月号 第38巻 × × × × × 54 ユクスエカメラ 小五 1980年8月号 第33巻 × × 第41巻 × × 55 ビョードーばくだん 小五 1980年9月号 第26巻 × × 第27巻 0点・家出編 × 56 大人をしかる腕章 小五 1980年10月号 第33巻 × × 第28巻 エスプリ編 × 57 すなおなロボットがほし~い!! 小五 1980年11月号 × × × 第31巻 ロボット編 × 58 のび太救出決死探検隊 小五 1980年12月号 第22巻 × × 第30巻 × × 59 地震なまず 小五 1981年1月号 第26巻 × × 第34巻 × × 60 のび太のブラックホール 小五 1981年2月号 第26巻 × × 第32巻 × × 61 人間カメラはそれなりに写る 小五 1981年3月号 × × × 第32巻 × × 62 虹谷ユメ子さん 小六 1981年4月号 第24巻 × × 第35巻 恋愛編 × 63 "な、なんと!! のび太が百点とった!!" 小六 1981年5月号 第25巻 × × 第36巻 0点・家出編 × 64 やどり木で楽しく家出 小六 1981年6月号 第31巻 × × 第38巻 0点・家出編 × 65 昔はよかった 小六 1981年7月号 第30巻 × × 第38巻 むかし話編 × 66 のび太の結婚前夜 小六 1981年8月号 第25巻 × × 第32巻 恋愛編 × 67 神さまロボットに愛の手を! 小六 1981年9月号 第28巻 × × 第36巻 しずか編 × 68 のび太の調教師 小六 1981年10月号 第27巻 × × 第33巻 × × 69 ツバメののび太 小六 1981年11月号 第29巻 × × 第36巻 × × 70 サカユメンでいい夢みよう 小六 1981年12月号 第36巻 × × 第44巻 0点・家出編 × 71 「チャンスカメラ」で特ダネ写真を… 小六 1982年1月号 プラス4 × × × × × 72 コピー頭脳でラクしよう 小六 1982年2月号 第43巻 × × × ロボット編 × 73 しあわせトランプの恐怖 小六 1982年3月号 第27巻 × × 第37巻 パニック編 × タイトル 掲載誌 てんコミ カラコミ 自選集 FFランド 文庫 ぴかコミ ★は初めて単行本に収録される作品です。 ▲上に戻る
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13ページ目 のび太「まずその口を黙らせようか。お、ここにしずかちゃんの嘔吐物が」ねちゃー ドラえもん「!?」 のび太「おらおら食えよ!」 ドラえもん「うぼ、げぼ、おろろろろろ」 のび太「ひゃははははっ!おもしれー」 ドラえもん「や、やめて」 のび太「うるせーな」ぐしゃっ ドラえもん「うぎゃぁぁぁぁっ!腕がぁぁ」 のび太「簡単に潰れて面白いなー」ぐしゃっ ドラえもん「うがぁぉぁぁぁぁっ足がぁぁぉ!」 のび太「ダルマモンになったね」 ダルマモン「もう、やめて」 のび太「飽きた。しずかちゃんのケツの穴に詰め込んどこう」ズボッ ダルマモン「い、息がーーーーーーーできないよー」 しずか「・・・」 のび太「しずかちゃん起きろ」ぺしぺし しずか「のび太さん?もうやめて」 のび太「あと五発でね」ずぶ しずか「あげぽよっっっ!!!!」 次へ トップへ
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前へ 《インターミッション》 注:男のたしなみ 俺はジャイアン、ガキ大将。 ルネジムをクリアしてから俺様が何をしていたか教えてやるぜ。 ダイビングでルネを出た俺様はキナギタウンに向かうつもりだった。 しかしその道中、なんとあのマホとナホを見かけてしまったんだ。 俺は迷った。 このまま何の関わりにもならないまま二人から遠ざかるか、それとも後を尾行するか。 そして俺は後者を選択した。 理由はただひとつ、俺が持っている男のたしなみアイテム(今までの戦利品)が 限界を超えていたからだ。 新たなるオカズ…いやロマンを求めて俺は二人を追うことにした。 それからは一瞬一瞬が真剣勝負だった。 野宿しているマホとナホが寝静まるまでダイビングで海中に身を潜め、 そしてこっそりと下着を拝借した。 『絶対気付かれてはいけない』という緊張感と『二人が知らない』という 背徳感に俺様も興奮しっぱなしだ。 無論たしなんだ後は元に戻しておく。 そう、盗んでしまうと二人に警戒されるかもしれないからだ、俺って頭いいぜ。 こうして俺は毎日新鮮な使用済み下着を堪能しつつ、 二人の後を付かず離れず尾行していた。 注:男のたしなみ そして翌日はトクサネに到着しようかというその日の夜。 俺はついにやってしまった。 その日もいつものように、砂浜に寝ている二人のバッグから 使用済み下着を取り出す。 『1、2…ひとり4枚、合わせて8枚か』 彼女等は必要な枚数だけしっかりと替え下着を用意していたようだ。 約四日間の旅をしてきたことがわかる。 『今日は最後だから今までの分も全部使ってやるぜ』 さすが俺様、大物ならではの発想だぜ。 『頭部、そして腕部装着完了!』 せっかくだから4枚まとめてかぶってみる。 そして両手に2枚ずつ、準備は完了だ。 その時、不意に俺の目の前に一匹のポケモンが現れた。 青と白の2色で彩られた大きなポケモンは俺を不思議そうに見ている。 『コイツは……そうだ、ラティオス!』 ゲームではいつもすぐ逃げるからイライラしてぶっ殺してた あの伝説のポケモンが目の前にいる。 俺は別の意味で興奮しちまったね。 一発勝負、手持ちで最も捕獲率が高いハイパーボールで行くしかない! 「いけ、ハイパーボール!」 「うーん…なに~」 ボールを投げようとしたジャイアンの背後から声がする。 ジャイアンが思わず振り向くと、 目を覚まして体を起こしたナホと目が合ってしまった。 注:男のたしなみ 「……」 「……」 「……よ、よう。久しぶり」 気まずい沈黙を俺が破ると、ナホは大きく息を吸い込んだ。 「いやあああああああああっっ!!」 その声に驚いてラティオスは空高く飛んでいってしまう。 俺は千載一遇のチャンスを潰したわけさ…… だが今はそれどころじゃない。 「先輩、先輩!変態が!」 「ひいっ、以前私たちを視姦していたあの子供よっ!」 マホとナホが一斉にボールを投げる。 現れた2体のトドグラーは俺様を強襲し、 のしかかられて動きが取れなくなってしまった。 「さて、この変態小僧をどうしますか?先輩」 「やっぱり警察に突き出すしかないわね」 そんな二人の相談を聞いて俺はゾッとした。 さすがに犯罪者にはなりたくない。 俺は万引きGメンに許しを請うように二人に助けを求める。 「わ、悪かったよ。取った下着買い取るからさ、へへへ」 口に出した後で気が付いたが、これは完璧に援交オヤジの発言だ。 しかし、ジャイアンの発言は二人の少女に予期せぬリアクションを取らせた。 「先輩、お金だって……」 「そ、それは魅力的な提案ね……」 チャンス、お金は効果抜群だ! すかさず二回目の攻撃をたたき込む。 「俺様を警察に突き出しても一銭も入らないぜ。いくら欲しいんだよ、言ってみな」 もう完全に現行犯の痴漢の言う台詞である。 注:男のたしなみ マホとナホはひそひそと相談を始めた。 『ふ、俺は勝算があってこの提案をしたんだぜ』 そう、毎晩バッグを漁っていたので二人の経済状況も欲しい物も把握している。 こういうプチ情報も男のたしなみをするにはスパイスになるのだ。 「じゃあ、あんたみたいな子供に出せるかわからないけど……」 「下着1枚につき1万、計8万出せるなら許してあげるわ!」 俺様は想定内の金額が来たことににやりとした。 そして彼女等に次のトラップを仕掛ける。 「わ、わかった、8万だな…俺のバッグに財布が入ってるから取ってくれ」 マホとナホは俺を警戒しながらバッグを物色する。 中から取り出した俺の財布の中身を見て、二人の顔色が変わった。 「ナホ…80万以上入ってるわ」 「先輩、こいつすごい金持ちです……」 その光景に二人の目は釘づけになっていた。 『くくく、レイカやミツグを何度も狩っていた甲斐があったぜ』 そして俺はマホとナホに最後の選択を迫る。 「買うのは8枚でいいのか?まだ買ってもいいぞ」 そして俺様と二人はビジネスパートナーになったんだ。 注:男のたしなみ それから二人は俺の後を付いてくるようになる。 そして俺は毎日新鮮な素材を調達することができるようになった。 俺という消費者とマホ&ナホという生産者の付き合い。 それはだんだんと親密になり、流星の滝に着いた頃には「タケシ」と 下の名前で呼ばれるまでになったんだ。 今は俺がたしなんでいる最中を二人が普通に見物しているくらいの 空気感になっている。 流星の滝、深部。 「ふう、ごちそうさん」 「相変わらず盛ってるねぇ、タケシ」 「タケシくさーい、あははは!」 俺はいつもの行為を終えて、ガサガサとティッシュを取り出している。 この滝でゲットしたタツベイは順調に育成され、ボーマンダにまで進化した。 これで出木杉相手でも遅れは取らないだろう。 「なあ、おまえらお菓子残ってないか」 「手洗ってきたら分けたげる」 ナホにウェットティッシュを渡され、 俺は手に持っていた使用済みティッシュを放り投げた。 「ジャイアン…なんかベタベタしてるんだけど、これ」 聞き覚えのある声が聞こえた。 その方向を向くと、頭に丸めたティッシュを乗せたスネ夫がいたんだ。 「お、おまえ何やってんだ?」 スネ夫はダイゴに呼び出されてここに来たらしい。 「確かにゲームではここにダイゴさんがいるはずなんだけど……」 「あん?俺はここで修業していたが見てないぞ」 確かにここにいたのはドラゴン使いやら金婚式の老夫婦とか、そんな奴らばかりだ。 ダイゴの姿は見ていない。 「今回の呼び出しはなんかおかしいんだよな。 朝起きたら枕元にダイゴさんからの手紙があったんだ」 あまりに不自然な状況に、スネ夫も最初は出木杉の罠ではないかと疑った。 しかし結局のところ、真偽は行ってみないとわからない。 「だからこっそり身を隠しながらダイゴさんの姿を見にきたんだけど……」 「そこで俺を見つけたってわけか」 俺はスネ夫の背中をバンバンと叩く。 「とりあえず一旦休戦だ、二人でダイゴを探してみようぜ」 そして俺とスネ夫はダイゴさんと出会い、出木杉のルネシティ襲撃計画を知った。 ダイゴさんの調査、スネ夫がブレーン達から聞いた情報、 その二つを元に対伝説ポケモン対策を練ったんだ。 スネ夫はダイゴさんにはいくつか腑に落ちない点があると言ってたが、今はそれどころじゃない。 早くしずかちゃんを助けないとな。 なんたって俺はガキ大将、子分達を助けるのは当たり前だぜ! 注釈、マホとナホ:あさせのほらあなの前にいるトレーナー ポケモンリーグ。 チャンピオンの座に座る出木杉の前にジンダイが現れる。 「ご苦労さま、ジンダイ」 出木杉のねぎらいはジンダイの行なったしずか拉致に対してである。 ジンダイは何かを言いだしそうになるが、それをかろうじて抑えている。 しずかは眠り粉によって眠らされ、別室に監禁している。 出木杉はその様子を見ながら満足気に頷いた。 『今すぐヤッてしまいたいが、それでは僕の気が済まない』 出木杉の目的はひとつ、「しずかに最大の絶望を与えた上で」服従させることだ。 その為には、しずかの目の前でのび太達を叩きのめす事が必要。 「いつもみんなで大冒険をする時は団結するんだってね。僕は呼ばれたことすらないのに」 そう、出木杉を突き動かしているもうひとつの心情は疎外感。 しずかとのび太達の間にあり、出木杉だけにはない「絆と友情」を粉々に打ち砕き、 リセットする。 それこそが出木杉の求めるエンディングなのだ。 「ドラえもんとの接触、そして僕の下僕達の敗北…… いくつか腑に落ちない点があるな」 まず最初の疑問は「もしもボックスが破壊されている」ということだ。 破壊されたにも関わらず現状が維持できているということは、 おそらく元の世界に帰ることは困難なのだろう。 「それはこっちとしても願ったり叶ったりなんだが……」 いったい誰が? 出木杉本人以外に「この世界に留まりたい」という奴がいるというのか。 『それだけの行動を起こすからには、僕を倒す自信があるということなのか』 どちらにしろ、ボックスの存在を知っている誰かの仕業には違いない。 第2の疑問は、「イズミの不可解な敗北」だ。 漂流していたイズミは、マユミによって無事助けだされた。 しかし、イズミ本人はなぜ自分が敗北したのかを全く覚えていなかったのだ。 『不意打ちで気絶させられたか、記憶をいじられているか……』 しかし誰がそれをやったのか。 イズミが覚えている時点ではしずかは逃亡し、ドラえもんは敗北している。 他の人間の行動もナギ、アスナ、ツツジ、そしてジンダイの監視により アリバイが確定しているのだ。 「あそこにいたメンバー以外にも僕に歯向かう愚か者がいるというのか」 抵抗勢力には心当たりがありすぎるが、イズミを倒せるほどの存在は記憶にない。 そして最後の疑問は、「伝説のポケモン達の不自然な敗北」である。 報告を聞いた出木杉もポケモンの技を使ってみたが、噛み付くなどの技のダメージが 明らかに変化していた。 ただならぬ事態に、出木杉はマユミに命じて事実関係を調査させている。 先程第一報が来たのだが、なんとすべての技が物理・特殊属性に分かれていたのだ。 噛み付くは悪タイプでありながら、攻撃の数値でダメージが決定しているのである。 「早急にデータを収集しないといけないな」 だが出木杉の頭には最大の疑問が残っている。 誰がこのようにデータを書き替えたのか、ということだ。 世界に干渉するような力を持つ存在といえば、ドラえもん以外には考えられない。 だがゲームを知らないドラえもんが設定したとは思えないくらいに理にかなった 設定改変である。 物理的な技と特殊的な技が見事に二分されており、一朝一夕に考えられたとは 思えないのだ。 「骨川君辺りが入れ知恵したか?」 深く考えても仕方がない。 世界の設定を変えたとしても、その土俵の上で叩きのめしてやればいいのだ。 出木杉はジンダイに下がるように命令すると、マユミの技データのチェックを始めた。 ルネシティ。 街の復興作業もそこそこに、主要メンバーがユニオンルームに集まっていた。 ドラえもん、のび太、ジャイアン、スネ夫。 フロンティアブレーンのヒース、ウコン。 そしてダイゴとマホ、ナホ。 「自己紹介も済んだことだし、とりあえず今後の事を話し合おう」 ダイゴがそう切り出し、机に紙を広げる。 それはサイユウシティとチャンピオンロードの詳しい見取り図だ。 「僕が得た情報では、デキスギはチャンピオンロードとポケモンリーグ周辺に大量の ポケモン、そしてデキスギに心酔し服従したトレーナー達を配置しているようだ」 地図にはトレーナーの巡回ポイントも示されているが、すごい人数である。 「こんな人数相手に僕らだけで勝てっこないよ!」 のび太が弱音を吐くが、皆口に出さないだけで本音はのび太の言うことを 肯定している。 「せめて四次元ポケットさえあれば……」 ドラえもんが自分の腹を見ながら落胆する。 ほとんどの道具がメンテ中とはいえ、通りぬけフープや石ころ帽子があれば 潜入はかなり楽になっていたはずだ。 しかし、のび太の部屋のスペアポケットまで何者かに盗まれており、 その希望は潰えている。 おそらく盗んだのは出木杉だろう。 しかし、あのポケットから望みの道具を出せるのはドラえもんとのび太くらいのものだ。 しかもほとんどの道具の効能を出木杉は知らない。 悪用されることはまずないだろう。 「ゴローンやゴローニャへの対抗策はすでに打ってある」 ウコンがヒースに目配せすると、ヒースは続けて話しだす。 「ダツラがキンセツでヌオーとニョロボンの大量育成を続けているのさ」 「ジンダイの情報は嘘ではなかったようじゃな。 奴は奴なりに筋を通したということか……」 対大爆発のために湿り気の特性を持つポケモンの育成を提案したのは 裏切ったジンダイなのだ。 二人のブレーンが複雑な思いで語り終えたとき、不意に立体映像が現れた。 「よう、久しぶり」 「だ、ダツラか!」 ヒースとウコンが同時に声を上げる。 ダツラは皆を見回すと、自己紹介を行なった。 「つーかそれどころじゃないんだ!足りないんだよ!」 ダツラが言わんとしていることがわからず、皆が首を傾げる。 「水の石が足りないんだ、ニョロゾをニョロボンに進化させられない……」 その言葉にダイゴが苦い顔をする。 「対岩ポケモンには水だけではなく格闘属性も重要だ、タイプ一致による攻撃力増加が ほしいところだが……」 その時、スネ夫が思い出したようにカバンをごそごそと漁りだした。 「確かここに……あったあった!」 スネ夫が取り出したのは大量の色とりどりの欠片。 「これをトレジャーハンターに渡せば進化石が手に入るよ!」 「ありがてえ!」 ダツラが拳を自らの手のひらに叩きつける。 「これで解決だな。では君たちには突入決行日までに万全の状態をしいてもらう」 ダイゴがドラえもん達の前に写真を出す。 それを見たジャイアンとスネ夫が同時に声を上げた。 「ら、ラティオス!」 「そう、無限ポケモン・ラティオスだ。こいつを君たちに捕まえてもらう」 ジャイアンが渋い顔をする。 「けどコイツは出会ったらすぐ逃げちまう……ゲットは大変だ」 「せめて僕のポケットがあったなら、桃太郎印のきび団子でなんとかなるかも しれないのに」 ドラえもんがしょんぼりとうなだれる。 「そこでボクの出番ってわけさ」 そう得意げに言ったのはスネ夫。 「技教えマニアに頼んで、ボクのクロバットにくろいまなざしを覚えさせれば 逃げることはないよ」 「では、君がラティオスを捕まえるんだ」 ダイゴはスネ夫の肩に手を乗せ、袋に入ったタイマーボールを渡す。 「了解、ボクにまかせてよ」 スネ夫の役割が決まり、ダイゴはドラえもん達にも提案する。 「さて、君らは自分の手持ちポケモンを厳選して育成するんだ」 「今のポケモン達じゃダメなの?」 のび太の問いにダイゴは淋しそうな顔で答える。 「敵は予想をはるかに超える強さを持っている。今の手持ちに愛着はあるだろうが、 万全の態勢で行ってもらいたいんだ」 ダツラが話に割り込んでくる。 「俺のポケモンコレクションを使ってタマゴを生ませれば、大抵のポケモンは 手に入るぜ」 それを聞いたスネ夫がジャイアンに話し掛ける。 「ならホウエン以外のポケモンも使えるって事だよジャイアン!」 「かなりの戦力アップになるな!」 のび太とドラえもんは二人の会話の意味がわからないが、とにかく朗報のようだ。 「わしらがスパーリングパートナーになってやる。育成も楽になるじゃろ」 ウコンとヒースも名乗り出る。 「よし、まずはここから始めるぞ。頑張ってくれよ、少年達」 「おおーーっ!」 ダイゴの激励にドラえもん達も気合いの応答で返した。 ポケモンリーグ。 出木杉の前にはひとりの少年が立っている。 その少年を見る出木杉の顔が笑みを浮かべた。 「君の目…いい具合になってるね。そう、僕と一緒の目だ」 少年は何も言わずにただ出木杉を睨み続けている。 「で、ツツジ達が不在だったとはいえ、ここまでやってきたんだ。 話くらいは聞いてあげるよ」 そう言われた少年はやっと口を開いた。 「あなたと組みたいんですが」 その突然の提案に出木杉が笑いだす。 「まさか君がそんな提案をしてくるとはね。望みはなんだい?」 少年はただひとつ、ぽつりと呟いた。 「誰の邪魔も受けずにノビタと戦いたい、それだけだ」 出木杉の目が怪しく揺らめき、値踏みするように少年を観察する。 『試練としてはちょうどいいか』 「じゃあ君にはチャンピオンロードの出口で彼らを迎え撃ってもらうよ」 少年は何も言わずに振り向くと、その場を立ち去っていった。 誰もいなくなった部屋でひとり残された出木杉。 先程のやりとりを思い返し、呟いた。 「ふふふ、せいぜい張り切ってくれよ、ミツル君」 次へ
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新ジャンル「家にドラえもんがいる」 92 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 00 04 50.00 ID uZls8ErX0 男「えっ!あっ!その・・・。」 女(お願い、OKして。貴方がOKしてくれないと・・・ドラえもんが安心して未来に帰れない!) 男「・・・・・・」 男「ぼ・・・ボクも女さんのこと気になってました。その・・・これからよろしくお願いします!」 女「!!」 ドラ「!!」 女「ホ、ホント!?」 男「うん。いつも冷たくされてるから嫌われてるのかと思ってた・・・。」 女「ゴ、ゴメンね。」 男「でも嬉しいよ。ありがとう。」 女(や、やったー) 93 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 00 08 49.93 ID uZls8ErX0 男「じゃあその、帰ったら電話とかするから!」 女「う、うんっ!ありがとう!」 タッタッタッタッタ・・・ 女「・・・やった・・・」ペタン 94 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 00 14 33.63 ID uZls8ErX0 ドラ「・・・・女ちゃん。」 女「!、ドラえもん!わ、私、ちゃんと伝えたよ!自分の言葉で・・!」 ドラ「みてたよ。・・・・ちゃんと、言えてた。」 女「ドラえもん・・・うっ、うわぁぁぁん!!コレで、ひぐっ、安心して、ぐすっ、未来に、か、帰れるよね!?」 ドラ「うん、キミはもう一人でも大丈夫だよ。よく頑張ったね。」 女「うわぁぁぁぁん!ドラえもーん!!」 ドラ「ほら、泣かないで。キミは、ぐすっ、これから、男君と、ひぐっ付き合えるんだよ?」 女「でも、ぐすっドラえもんは、帰っ、ちゃうからぁ!ど、どらえもーん!ドラえもーん!うわぁぁぁん!」 ドラ「・・・・・・。」 96 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 00 24 47.69 ID uZls8ErX0 -家- 女「スゥ・・・。」 ドラ「泣き疲れて・・・寝ちゃったか・・・。」 ドラ「キミは本当によく頑張ったね。」 ドラ「最初の頃からは、想像もできない。」 ドラ「・・・・・・。」 ドラ「・・・それじゃあ、ボクは帰るからね。」 女「・・・ドラえもぉん・・・。」 ドラ「!」 女「・・・だぁい好き・・・。」 ドラ「・・・全くキミは・・・ぐすっ、言う相手を間違えてるよ・・。」 ドラ「キミは、実に・・・ひぐっバカだなあ・・・。」 ガラッ ドラ「・・・さよなら。女ちゃん・・・!」 97 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 00 28 32.82 ID 3AUqS8Ap0 女かわいい 98 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 00 34 47.41 ID uZls8ErX0 布団「ガバッ」 女「あれ?ドラえもん?ドラえもんは!?」 女「ドラえもーん!!ドラえもーん!!」 「ドラちゃーん!、女ー!、ご飯よー!」 女「!!」 タッタッタッタッタッタ ガチャッ! 女「パパ!ママ!ドラえもん知らない?」 のび太「いや、見てないぞ。どうかしたのか?」 しずか「そんなにあわてて・・・昨日は泣きながら帰ってくるし、いったいどうしたの?」 女「そんな、ひぐっドラえもーん!!ドラえもーん!!」 99 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 00 39 36.69 ID uZls8ErX0 しずか「そうだったの・・・。」 のび太「・・・。なあ、ドラえもんは何か残して行かなかったか? たとえば、怪しい薬とか・・・。」 女「ううん、何も・・・。」 のび太「そうか・・・。」 女「とにかく、学校行って来る。」 101 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 00 44 37.34 ID uZls8ErX0 男「大丈夫?元気ないよ?」 女「大丈夫だよ。平気平気。」 (私が元気出さないと、男君も未来のドラえもんも心配しちゃう・・・。) 男「そ、そう?あ、あの、映画のチケット2枚あるんだけど一緒に行かない?」 女「う、うん!」 102 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 00 50 14.14 ID uZls8ErX0 ・・・・ 布団「バフッ」 女「男君と映画・・・楽しかった。」 女「・・・。」 女「でも、やっぱりドラえもんがいないと・・・ドラえもんがいないと・・・ぐすっ」 コンコン のび太「まだ起きてるかい?」 女「・・・うん」 のび太「ちょっと、屋根の上で話そうか。」 女「うん。」 103 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 00 55 16.34 ID uZls8ErX0 女「・・・。」 のび太「・・・女。ドラえもんに会いたいかい?」 女「ッ!会いたい!」 のび太「でも、女はまたたくさんドラえもんに迷惑をかけるかもしれない。」 女「・・・・。」 のび太「それにドラえもんの未来での用事も無視することになる。」 女「・・・・。」 のび太「それでも、ドラえもんに会いたいかい?」 女「・・・・。」 104 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 01 01 36.73 ID uZls8ErX0 女「私は・・・。」 のび太「・・・・。」 女「・・・会いたいっ!」 のび太「・・・・。」 女「コレは私のわがままだし、ドラえもんにも迷惑はいっぱいかけるかもしれない!でも、」 のび太「・・・・。」 女「私は、・・・・会いたい。」 のび太「そっか。うん。分かった。ついておいで。」 女「?」 105 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 01 05 47.27 ID aF3uZAQoO 明日………いや今日修学旅行だっていうのに…… 続きが気になってねむれん 106 代議士 ◆aWfrM7UWWY 2009/10/13(火) 01 06 05.69 ID eZLn5eX3O 34 のび太は環境省自然保護局に勤めてた気がする。 108 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 01 16 26.39 ID uZls8ErX0 ゴソゴソゴソ のび太「たしか・・・この辺に・・・。」 女「ねえ。どうするの?」 のび太「あった!」 女「何このクスリ・・・。」 のび太「良いから。飲んで。」 女「う、うん」 ゴクッ のび太「そしたら呪文を唱えるんだ。」 女「呪文?」 のび太「ドラえもんは帰って来ない。」 女「ちょっと何言って・・・!」 のび太「いいから。ドラえもんは、帰ってこない。」 女「ドラえもんは、か、帰って来ない・・・。」 111 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 01 30 34.47 ID uZls8ErX0 ピカー! 女「え!なっ何!?」 机「ガタガタガタガタガタ」 女「まさか・・・。」 ガラッ 112 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 01 31 45.94 ID uZls8ErX0 女「まさか・・・。」 ガラッ ドラ「・・・ただいま。女ちゃん、のび太君。」 女「ど、ど、ど、ドラえもーん!!」 女「会いたかったよぉ!!会いたかったよぉ!!」 ドラ「うん。・・・僕もだよ。」 のび太「・・・お帰り。ドラえもん。」 ドラ「ただいま。またキミが僕を呼んだのかい?」 のび太「いいや、違うよ。今キミを一番必要としてるのは僕じゃなくてキミに抱きついて泣きじゃくってる僕の娘だよ。」 女「どらえもぉん!!ドラえもぉん!!」 ドラ「そっか・・・。キミか。」 113 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 01 38 56.93 ID 3AUqS8Ap0 のびた男前だな 114 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 01 41 57.29 ID XxE0ZROZO いいはなしだのび太もパパか 115 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 01 48 37.34 ID uZls8ErX0 のび太「女、そのクスリの効果が効いている間は、お前の言ったことは全部あべこべになって現実になる。」 女「そうなの!?」 のび太「そうだよ。だから言動には気を付けるんだ。」 女「・・・・・。」 ドラ「女ちゃん・・・?」 女「私は男君とドラえもんの二人と結婚して一生幸せに暮らさないっ!」 ドラ「え!、ちょ・・! ピカーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!! なんで僕までぇぇぇええ!?」 116 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 01 49 51.33 ID uZls8ErX0 リーンゴーンリーンゴーン のび太「すごく・・・・複雑な気分だ・・・・。」 ドラ「僕もだよ。」 男「僕もです。」 のびドラ男「「「はぁ~。」」」 女「まあ。幸せだから良いじゃないの!!」 しずか「そうよのび太さん。」 ドラ「やれやれ。君たちは実にバカだなあ。・・・・・・・・・ふふふ」 新ジャンル「家にドラえもんがいる」 ~Fin~ 117 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 01 56 22.66 ID uZls8ErX0 スレ立ててからすでに十時間 最後までお付き合いありがとうございました。 終わり方について、異論は認める。 後、修学旅行の人とかは早く寝てくださいマジお願いします 119 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 02 21 55.06 ID 6qJ/4LcEO 乙 PREV 新ジャンル「家にドラえもんがいる」01_vol01 NEXT コメント 感想・要望などご自由にどうぞ